本部町伊豆味。
僕はこの地域を「こだわりの強い場所」だと思っている。
海ではなく、山や森で形成されている伊豆味。
そんな伊豆味には、無性に食べたくなる沖縄そば屋さんがある。
しかし、この伊豆味そばさんは早い時間に行かないと売り切れてしまうのだ。
早い時間の行動が苦手な僕は、伊平屋への出張帰り、ここぞとばかりにお店に向かった。
山道を車でのぼっていくと、小さく「伊豆味そば」と書かれた看板。
ぼーっと走っていると見逃してしまいそう。
看板の手前を右折し、駐車場の奥に一軒家がある。
ここで最高の沖縄そばがいただけるのだ。
オープン15分前に着いたので、受付票に名前を書いて周辺を散歩。
沖縄は海だけでなく、森も本土と違う植物がたくさんあるのでおもしろい。
そして11時になったらお店に入る。
この一軒家はまさに「森の中に佇む家」という雰囲気があり、癒やされる。
オーナーさんが僕のことを覚えていてくれたのは嬉しかった。
オープンを狙ったのは、お気に入りの席に座りたかったから。
森の中の雰囲気が一番出る2人がけの席。
この森を眺めながら「伊豆味そば」をいただく。
あっさり系のスープに縮れた生麺、そしてスープに合うように計算された味付けの三枚肉とソーキ。
優しいスタッフさんのもとで、森の緑を眺めながら最高な沖縄そばをいただく時間、とてもたいせつ。
そんな美味しい沖縄そばをいただきながら、やんばるの森を眺める。
すごく贅沢な時間。そして最高の沖縄そばでお腹いっぱいになった満足感。
この満足感をモチベーションに変えて、仕事をしっかり頑張っていこうと思った。
首里石鹸ライター
須藤 大治郎