♪“やっほっほ、夏休み やっほっほ、夏休み”
“月、火、水、木、金、土、日”
“毎日楽しい 夏休み”♪
という、なんともうらやましい限りの歌がある。
近所の小学校で、夏休みに入る前に教室や体育館から、子どもたちの歌声が聞こえてくるのだが、そりゃあもう、ほかの歌に比べても数倍元気いっぱいの歌声が響いてくる。

大人になると数日の夏休みに、“やっほっほ”な気持ちになるのだから、何十日も休みがあることに、嬉しさが歌声にあらわれるのも無理はない。大の大人だけど、本当に子ども時代に戻りたくなってしまう。
夏休みの思い出はいろいろあるけれど、最近のTVコマーシャルで流れ感動した歌がある。
それは、「ラジオ体操の歌」だ。
♪“あたらしい朝がきた 希望の朝だ 喜びに胸を開け 大空あおげ…”♪
子どもの頃には、この歌が流れてきたらラジオ体操に行かなければならず、眠い目をこすりながら駆け出す合図の歌だった。それが、今、大人になって改めて聞くと、応援歌のように聞こえるのは私だけだろうか。
下を向いていた気持ちが、大空に向かって深呼吸できて前向きになれる感じ。

子どもの頃には歌だけじゃなく、ほかにも夏休みを感じさせてくれるものにあふれていたように思う。
照りつける太陽。シャワーのよう降り注ぐクマゼミの鳴き声。体のほてりを冷やしてくれるスコールのような夕立…。そして、子どもの頃の天敵「宿題」。
今ではそのどれもが、夏休みを感じさせてくれるものではなくなってきている。もちろん天敵に関してはそれ以上の「仕事」に追われる毎日。
そう思いながら、駆けていく子どもたちを目で追っていると、空は雲一つなくまぶしく光り輝いている。

「帰ったら一杯やろう!喉に沁みるぞ~。」と、すっかり大人になった私は自分を励ましている。
こういう夏を楽しむのもいいもんだ。
♪“やっほほ、夏休み やっほほ夏休み”
“金 土 日 月 4連休 ”
“今日は 飲んじゃうぞ~ 夏休み”

ライター
大城くいじなう