明日のわたしをキラキラと輝かせてくれるのは、お気に入りの服だったり、時には肌の具合いだったりする。でも、いつしか「日常」に慣れすぎて、目に入った服を着て、お決まりのように淡々とスキンケアをするようになり、選ぶ楽しさや、小さな変化にも気づけずにいた。
そうすると、置いてけぼりになった肌(私)は、いつの間にか、そっぽを向くようになってしまう。
“少しだけ、私と向き合ってみない?”
そう言われているような気がして、淡々と行っていたコトに気持ちを込め、「私」と会話することにしてみた。
「明日はどんな服を着るとワクワクするかな?」
「今日は少しお疲れのようだから、ゆっくりスキンケアしてあげるね。」
こうやって向き合っていくうちに、明日のわたしに出会えることに、胸を躍らせながら眠りにつけるようになった。なんてことないコトかもしれないけれど、それが大きな喜びに変わったり、うつむきがちな目線を空に向けられるほど心強くなれるキッカケになる。
小さな変化を楽しみながら、頑張った肌(私)を優しい労りをもって包みこむ。
それが、きっと明日の私を心から愛せる方法なのだと思う。
首里石鹸 伊波みか